デルタ処理(DELTA MKS)
デルタ処理(DELTA MKS)
ドルケンMKS社(ドイツ)が長年に渡って開発したDELTAシリーズの塗料は、環境先進国ドイツで生まれた、六価クロムも三価クロムも一切含まない、RoHs指令、ELV規制対応の環境配慮型クロムフリーの極薄膜防錆塗料です。主成分の一つである亜鉛フレークの犠牲防蝕作用により、極薄膜ながら強力な耐食性能を発揮し、自動車の締結部品をはじめ幅広い分野で採用されています。
大商では、従来のDELTA(デルタ)の塗料が持つ特徴(小部品への均一なコーティング皮膜)を最大限に活かし、さらに量産品質の歩溜りを向上させるため、自社開発のコーティング設備(3Dディップスピンコーティング機:特許取得)で加工することにより、液たまりやエアー咬み、くっ付きなどの諸問題を解消。
ファスナー類(ボルト・ナット・タッピングねじ・セムスボルト)だけでなく、バネやクリップなどコーティング加工が困難と思われていた部品への加工が可能になりました。
ドルケンMKS社(ドイツ)のDELTAシリーズを採用
ドルケンMKS社(ドイツ)のジョブコーターとして2010年に設定されました。
http://www.doerken-mks.de/
特性
1. 膜厚8〜12μm
2. クロムフリー
3. 超高耐食性
4. 黒色、シルバー、その他
特徴
- 1. 高耐食性(SST 1,500h以上)
亜鉛のもつ強力な犠牲防蝕作用により、長時間赤錆の発生を防ぎます。
- 2. クロムフリー
六価クロム、三価クロムを一切含まない環境にやさしい塗料です。
- 3. 低温での焼成
焼成温度は200℃前後。材質にダメージを与えません。
- 4. 摩擦係数(トルク)の調整が可能
顧客の要求に応じて摩擦係数の調整が可能です。
- 5. 塗膜が薄く均一
液たまり、エアー咬み、くっ付き無しで、ネジ部のコーティングに適しています。
- 6. 有害物質を含まない
EU指令2000/53/EC(廃自動車指令)及び2002/95/EC(電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する指令)に準拠。
用途例
ファスナー類(ボルト、ナット、タッピングねじ、セムスボルト他)、バネ、クリップ、
自動車部品(シートベルト部品、エンジンブラケット、ブレーキディスク他)
風力発電、建設機械分野のファスナー類